米国株式市場全体に占める個人投資家の取引比率が8.1%となり、2024年第3四半期以来の最も低い水準となった。
The Kobeissi Letterによれば、この数値は2025年11月に記録した15.0%のピークからほぼ半減しており、急激な後退を示している。
現在の個人投資家の参加率は、2021年のミーム株ブーム時に記録した11.5%の高水準を下回る。また、2020年のパンデミックや2022年の弱気相場時と同様の水準まで落ち込んでいる。
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この動向はオプション市場にも及んでいる。満期日が当日のゼロデイズ・トゥ・エクスピレーション(0DTE)オプション取引の全体に占める比率は57%にまで下落し、2025年第1四半期以来の低水準となった。このデータは、マクロ経済の不透明感が高まる中、個人投資家が株式だけでなくデリバティブ市場からも後退するという幅広い動きを示している。
個人投資家が株式市場から退いた一方、貴金属市場への資金流入は大きく増加した。2025年第2四半期以降、個人投資家は金の上場投資信託(ETF)を700億ドル超購入している。
このペースは過去6か月で3倍以上に拡大した。この1年で、個人投資家は銀のETFも100億ドル超購入している。
個人株式取引の崩壊、0DTE取引の縮小、貴金属市場への資金流入の急増が組み合わさることで、鮮明な傾向が浮かび上がる。個人投資家は積極的にポートフォリオのリスク回避を進めており、この流れはまだ反転していない。
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