MEXC vs Coinbase徹底比較:1,000ドルの取引で手数料が安いのはどちら?合法的に使えるのはどちら?
米国、英国、カナダ、欧州経済領域(EEA)以外のトレーダーにとって、今回のMEXC vs Coinbase比較で当社がおすすめするのはMEXCです。根拠は公開されている1つの数字、つまり主要な現物取引ペアのメイカー手数料0.0000%、テイカー手数料0.0500%です。一方、Coinbaseのシンプルな売買画面では手数料が積み重なり、1,000ドルの指値買いでは、スプレッド(売買価格差)を除いても最大28.75ドルに達する場合があります。
米国または英国にお住まいの方には、Coinbaseが答えです。MEXCはどちらの国でもサービスを提供していないため、両国の読者にとって「Coinbase vs MEXC」の検索はここで結論が出ます。
Key Takeaways
- 米国、英国、カナダ、EEA以外のトレーダーには、MEXCが当社のおすすめです。根拠は公開されている1つの数字、主要な現物取引ペアのメイカー0.0000%、テイカー0.0500%で、2026年9月2日にMEXCの手数料ページで確認しました。
- 米国・英国の読者、そしてEEAまたはカナダにお住まいの方にとっての答えはCoinbaseです。Coinbaseはこれらの地域で現地の認可を取得していますが、MEXCは1つも取得していません。
- Coinbaseのシンプルな画面で1,000ドルの指値買いをすると、公表されている手数料だけで最大28.75ドル、さらに非公表のスプレッドがかかる場合があります。MEXCならテイカーで0.50ドル、メイカーなら無料です。
- CoinGeckoの集計では、Coinbase Exchangeの取扱銘柄は403銘柄、MEXCは1,633銘柄です。さらにMEXCは、2025年1月から2026年4月までに879件の無期限先物契約を新規上場しました。
- ライセンス、上場企業としての情報開示、CoinGeckoのトラストスコアではCoinbaseがリードしています。トラストスコアはCoinbaseが10点満点中10点、MEXCは9点です。
- 2025年5月にCoinbaseで発生したデータ流出事件では、顧客データが外部に漏れたものの、パスワード、秘密鍵、資金は無事でした。一方、MEXCに寄せられる公開の苦情で最も多いのはリスク管理審査による出金の遅延です。まずは少額の出金でテストしてください。
MEXC vs Coinbaseの結論:米英以外なら価格でMEXC、米英国内ならCoinbaseが勝る
CoinbaseとMEXCは、中央集権型取引所の中で対極にある存在です。一方はライセンスと法定通貨の入出金手段を基盤とする米国上場企業、もう一方は取扱銘柄の幅広さと価格を武器とするグローバルな取引所です。
この対照的な違いこそが比較する価値のある理由であり、答えが何よりもまず「どこに住んでいるか」で決まる理由でもあります。
不満の原因:確認画面に表示される数字
この2社を比較する人の多くは、Coinbaseというサービス自体に不満があるわけではありません。
引っかかっているのは、確認ボタンをタップする直前に目にした手数料の内訳です。
Coinbaseのシンプルな売買画面では、提示価格にスプレッドが含まれています。Coinbaseはこのスプレッドを固定レートとして公表しておらず、注文プレビューでしか表示しません。
シンプルな画面での指値注文には、取引額の1%の執行手数料が別途かかります。さらに支払い方法によっては、最大1.875%の「Coinbase手数料」が加わる場合があります。
月間上限まで標準取引手数料が無料になるサブスクリプション「Coinbase One」でも、1%の指値注文手数料は対象外と明記されており、スプレッドも引き続きかかります。
3つ目の選択肢であるCoinbase Advancedは、注文板で直接取引するためスプレッドがかかりませんが、ティア別の手数料表の全体はサインインしないと表示されません。
仕組み:取引ペアごとの公開手数料表が1つだけ、スプレッドなし
MEXCでは、同じ取引の料金体系は1つだけです。
公式手数料ページには上場しているすべての取引ペアのメイカー手数料とテイカー手数料が個別に掲載されており、アカウントがなくても閲覧できます。また、すべての注文が注文板を通じて約定するため、スプレッドはかかりません。
2026年9月2日時点で、同ページの現物手数料はメイカー0.0000%、テイカー0.0000%〜0.0500%でした。主要ペアには標準のテイカー手数料0.0500%が適用され、XRP/USDTにはメイカー・テイカーの両方に「手数料無料」のタグが付いていました。
MX控除を有効にすると現物手数料が20%割引となり、テイカー手数料は0.0400%になります。ロックアップも必要ありません。
先物手数料には幅があり、メイカー0.000%〜0.040%、テイカー0.000%〜0.100%です。標準的な契約はメイカー0.010%、テイカー0.040%で、BTCUSDTにはメイカー0.000%、テイカー0.020%のSpecial Rate(特別レート)が適用されています。
試算:1回の取引と、それを習慣にした場合
1,000ドルの現物購入を例に考えてみましょう。
Coinbaseのシンプルな画面で指値注文を出すと、スプレッドを除く公表手数料だけでも、10.00ドルと18.75ドルで合計28.75ドルに達する場合があります。
同じ購入をMEXCでテイカーとして行えば0.50ドル、MX控除を使えば0.40ドルで、メイカーなら手数料はかかりません。
次は、これを習慣にした場合です。毎月500ドルずつ2回、1年間買い続けると合計1万2,000ドルになります。
Coinbaseのシンプルな画面で指値注文を使うと、執行手数料120ドルに最大225ドルのCoinbase手数料が加わり、年間で最大345ドルになります。しかもスプレッドはこれとは別にかかります。
MEXCで同じ12か月間テイカー注文を続けた場合は6.00ドル、MX控除を使えば4.80ドルで、メイカー注文なら一切かかりません。
差が生まれるのは、Coinbaseが漠然と「高い」からではありません。
Coinbaseのシンプルな画面では3種類の料金が積み重なり、そのうち1つは数字が公表されていないからです。一方のMEXCは料金が1つだけで、アカウントを開設する前に確認できます。
MEXCが向かないケース
MEXCの利用規約は米国、英国、カナダを禁止地域に指定しており、その他の地域は当社の制限対象国ガイドに掲載しています。
MEXCは暗号資産市場規制(MiCA)の認可を取得しておらず、経過措置期間が終了した2026年7月1日にEEAでのサービスを停止しました。
本記事で挙げたライセンスを、MEXCは1つも保有していません。それが判断の決め手になる読者は、Coinbaseを選ぶべきです。
これらの地域以外にお住まいで、確認画面の数字を理由にCoinbaseからの乗り換えを考えている方は、まとまった資金を移す前に、普段取引するペアの最新の手数料率を確認できます。
MEXCの見解
まず、この記事を誰が書いたのかをはっきりさせておきます。
本記事はMEXCが公開しており、MEXCは比較対象となる2社のうちの1社です。つまり、皆さまが読んでいるのは当事者が作成した比較記事です。
だからこそ当社の数字は検証されるべきであり、検証できるよう、すべての数字に出典と日付を添えています。
ここからは、Coinbaseに有利な点も含め、根拠から何が言えるかについての当社の見解です。
ライセンスでは当社に勝ち目はなく、その差は歴然としています。
Coinbaseは米国の上場企業として米証券取引委員会(SEC)に監査済みの財務書類を提出しており、米国各州でライセンスを保有しています。さらに2024年4月にはカナダで制限付きディーラー(Restricted Dealer)として登録し、2025年6月にはルクセンブルク金融監督委員会(CSSF)からMiCA認可を取得しました。
当社はそのいずれにも当てはまりません。
法定通貨の入出金手段でも当社は及びません。対応地域でCoinbaseが提供するACH送金、電信送金、カード、PayPalは、当社のP2P取引や第三者サービス経由の手段より優れています。
CoinGeckoはCoinbase Exchangeを10点満点中10点、MEXCを10点満点中9点と評価しており、当社はこのスコアを省かずに掲載しています。
また、Coinbaseにはない苦情も当社は抱えています。リスク管理審査による出金の遅延で、2026年の第三者レビューでは当社プラットフォームで最も多い問題として挙げられています。
実践的な対処法は、すべての比較記事でお伝えしているものと同じです。まとまった資金を移す前に、少額の出金でテストしてください。
当社の主張は限定的です。
公表している現物手数料はメイカー無料、テイカー0.0500%であり、CoinGeckoの集計では取扱銘柄数がCoinbaseの約4倍です。
当社が制限対象地域以外のトレーダーにとってのおすすめを名乗る根拠は、この2つの事実だけです。このページのほかの要素の方が重要だと感じるなら、率直な答えはCoinbaseです。
MEXC vs Coinbaseを一覧で比較:6つの観点
この選択を左右するのは、次の6つの観点です。取引にかかるコスト、取引できる銘柄、レバレッジ取引の可否、各プラットフォームが支払能力をどう証明しているか、資金の入出金方法、そしてそもそもそのプラットフォームを利用できるかどうかです。
| 観点 | MEXC | Coinbase |
| 公表されている現物手数料 | メイカー0.0000%、テイカーはペアごとに0.0000%〜0.0500%;MX控除で20%割引 | シンプルな画面:1%の指値注文手数料に最大1.875%と非公表のスプレッドが加算;Advanced:取引量に応じたティア制、手数料表はサインイン後に表示 |
| 取扱銘柄数・ペア数(CoinGecko) | 1,633銘柄、2,021ペア | 403銘柄、519ペア |
| デリバティブ | 1,040超のUSDT-M無期限先物ペア、一部の契約で最大500倍;BTCUSDTはメイカー0.000%、テイカー0.020% | Coinbaseのドキュメントによると、米国外の対象ユーザー向けに最大10倍の無期限先物;米国の先物はCoinbase Financial Markets経由 |
| セキュリティと透明性 | Hackenが監査する毎月の準備金証明(PoR);公開記録上、保管資産に関わるセキュリティ侵害はなし | 監査済みの上場企業開示書類;2025年5月に買収されたサポート担当者経由でデータが流出、だまされて資金を送った顧客への補償を表明;CoinGeckoのトラストスコア10点満点中10点 |
| 法定通貨の入出金手段 | P2P取引と第三者サービスプロバイダー | 対応地域でACH送金、電信送金、カード、PayPal |
| 利用可能地域 | 米国、英国、カナダ、EEAは対象外;日本ではWebサイトからのみ利用可能 | 米国、英国、EEA、カナダ、オーストラリア;2023年に日本事業を停止 |
データは2026年9月3日時点で、各プラットフォームの公式手数料表、ヘルプセンター、利用規約、およびCoinGeckoの取引所ページと照合して確認したものです。個人向けのエントリーティアのみを掲載しています。
それぞれを実際に利用できる地域
利用できるかどうかは、上のすべての数字より優先される制約です。そのため、手数料の詳細より先に説明します。
米国・英国
Coinbaseは両国でサービスを提供していますが、MEXCはどちらも対象外です。そのため、本記事で紹介する内容はいずれも、皆さまにとって乗り換えの選択肢にはなりません。
積み重なる手数料に不満があるなら、無料でできる解決策はCoinbase Advancedに切り替えることです。資産をどこにも移さずに、スプレッドをなくせます。
EU・EEA
Luxembourg for Financeの記録によると、Coinbaseは2025年6月20日にルクセンブルクのCSSFからMiCA認可を取得しました。
MEXCは欧州証券市場監督局(ESMA)の「EU規則に準拠していないと特定された事業者」のリストに掲載されています。これはオランダ金融市場庁(AFM)による2025年9月16日付の決定を受けたもので、MEXCは2026年7月1日からEEAの顧客へのサービスを停止しています。
カナダ
ブルームバーグ・ロー(Bloomberg Law)によると、Coinbaseは2024年4月4日にカナダ証券管理局(CSA)の制限付きディーラーとなりました。一方、MEXCの利用規約はカナダを禁止地域としています。
日本
CoinDeskの報道によると、Coinbaseは2023年1月に日本での事業を停止しました。
MEXCのWebサイトは日本からアクセスできますが、アプリは日本のアプリストアで配信されていません。また、MEXCは金融庁(FSA)が公表する「無登録で暗号資産交換業を行う者」に掲載されています。そのため日本の読者の皆さまは、本記事を推奨ではなく情報としてお読みください。
その他の地域
どちらのリストも変更されることがあるため、アカウントに入金する前に、MEXCの利用規約とCoinbaseの地域別規約を確認してください。
その他のプラットフォームの利用可能地域については、2026年のおすすめ暗号資産取引所の乗り換え先をまとめたガイドで解説しています。
MEXC vs Coinbaseの手数料:Coinbaseの3つの料金体系とMEXCの1つの手数料表
Coinbaseは1つのブランドで3つの料金体系を運営しており、その間の差は、多くの取引所同士の差よりも大きくなっています。
最も多くの人が使うのはシンプルな画面ですが、手数料を事前に予測するのが最も難しいのもこの画面です。
Coinbaseの価格に関する開示によると、Coinbase手数料は支払い方法、注文金額、市場環境、法域、資産によって決まり、同様の取引でも手数料が異なる場合があります。
Coinbase Oneは各会員プランのサブスクリプション料金で標準手数料に上限を設けていますが、Coinbaseは同じ開示の中で、手数料無料特典は1%の指値注文執行手数料には適用されないと明記しています。
MEXCと同じ条件で公平に比較できるのはCoinbase Advancedです。どちらも注文板方式で、メイカー・テイカー手数料があり、スプレッドはかかりません。
違いは手数料の見えやすさです。Coinbaseのヘルプセンターによると、Advancedの手数料体系の全体はサインイン後に表示されます。一方、MEXCの手数料表は誰でも見られる公開ページで、現物ペアだけで209ページあります。
2026年の第三者レビューでは、Coinbase Advancedのエントリーティアのテイカー手数料は最大0.60%と報告されていますが、当社はこの数字をCoinbaseの公開ページで確認できておらず、検証済みの数字としては扱っていません。
ステーブルコインを保有している場合は、もう1つ注意すべき項目があります。CoinbaseはUSDTの出金に、ネットワーク手数料とは別に0.01%の処理手数料(上限20 USDT)を課しています。
MEXCは同じ手数料ページで出金ネットワークごとの出金手数料を公表しており、当社の取引所手数料比較では、より多くの取引所を対象に詳しく試算しています。
取扱銘柄数:403銘柄 vs 1,633銘柄
2026年9月2日〜3日に取得したCoinGeckoの集計によると、Coinbase Exchangeは519の現物ペアで403銘柄を扱い、MEXCは2,021ペアで1,633銘柄を扱っています。
このグラフには、1つ注意点を添えておく必要があります。
403という数字は、Coinbase Exchange自体の注文板にある資産を数えたものです。Coinbaseアプリは分散型取引所への注文ルーティングにも対応しているため、アプリ経由で購入できる資産の数は、取引所に上場している数より多くなります。
上場のスピードも、取扱の幅広さを左右するもう1つの要素です。
CoinGeckoの2026年無期限先物レポートによると、MEXCは2025年1月から2026年4月までに879件の無期限先物契約を新規上場し、主要な中央集権型取引所の中で最多でした。なお、この集計にCoinbaseは含まれていません。
Coinbaseは上場前に資産を審査し、上場ロードマップを公開しています。これは規制下の取引所として確かな強みですが、欲しいトークンがまだ上場していない場合には、確かな制約にもなります。
MEXCの新規上場カレンダーにはタイムスタンプが付いており、ご自身で検証できます。
デリバティブと暗号資産以外の商品
現在はどちらのプラットフォームも現物の暗号資産以外の商品を扱っていますが、商品ラインナップは大きく異なります。
Coinbaseは、Coinbase Advancedを通じて米国外の対象ユーザーに無期限先物を提供しています。開発者向けドキュメントによると最大レバレッジは10倍で、2026年9月3日時点のデリバティブページにはメイカー0%、テイカー0.03%のキャンペーンレートが表示されていました。
同じドキュメントには、国際デリバティブ事業が2026年9月9日にDeribitを基盤とするゲートウェイへ移行すると記載されているため、Coinbaseの米国外向け先物の条件は移行期にあるものと考えてください。
CNBCの報道によると、Coinbaseは2025年12月17日、米国でアプリ内の簡易的な先物取引機能を、株式取引やKalshiの予測市場とあわせて開始しました。
MEXCのデリバティブ市場では1,040を超えるUSDT-Mペアを取り扱い、一部の契約では最大500倍のレバレッジを利用できます。BTCUSDTの手数料はメイカー0.000%、テイカー0.020%です。
ここで2つの注意点を挙げておきます。
MEXCの先物手数料の範囲の上限はメイカー0.040%、テイカー0.100%です。代表的なレートを前提に戦略やポジションサイズを決める前に、個別の契約の手数料を確認してください。
APIによる先物注文には、2026年6月1日から別の手数料表(メイカー0.06%、テイカー0.08%)が適用されており、Web・アプリの手数料やMX控除よりも優先されます。
暗号資産以外では、MEXCのRealStocksが2026年6月1日にスタートし、米金融取引業規制機構(FINRA)に登録されたブローカーを通じて保有される7,000銘柄超の米国株とETFを提供しています。また、トークン化株式は24時間取引でき、米国株の無期限先物は最大200倍に対応しています。
これらの商品はいずれも米国居住者には提供されていません。米国居住者は代わりに、Coinbaseアプリ内で手数料無料の株式取引を利用できます。
予測市場はどちらのプラットフォームにもあります。Coinbaseは米国ユーザー向けにKalshiを通じて提供し、MEXCは先物と同じアカウント内で取引できる独自のイベント契約を提供しています。詳しくはFRBの金利決定をトレードする方法のガイドで解説しています。
セキュリティと規制
ここはCoinbaseの得意分野であり、その実績は1つのスコアに要約せず、全体を読むべきです。
Coinbaseは上場企業として監査済みの財務諸表を公表し、米国で取得している認可にはニューヨーク州のBitLicenseも含まれます。また、価格に関する開示の中で、マーケットメイカーとのペイメント・フォー・オーダーフロー(PFOF)の取り決めはないと明言しています。
CoinDeskによると、Coinbaseは2025年5月15日、犯罪者が海外のサポート業務委託先の担当者を買収し、月間取引ユーザーの1%未満にあたるアカウントデータをコピーさせていたと公表しました。
パスワード、秘密鍵、資金は流出しておらず、Coinbaseは2,000万ドルの身代金要求を拒否しました。さらに、その後のソーシャルエンジニアリング攻撃でだまされた顧客への補償を約束し、規制当局への提出書類で対応費用を1億8,000万〜4億ドルと見積もったと、CNBCが報じています。
これは情報を公開したうえで対処されたインシデントであり、CoinGeckoには2026年9月までの12か月間、Coinbase Exchangeに関するインシデントの記録はありません。
MEXCはHackenが監査する準備金証明を毎月公開しており、公開記録上、保管資産に関わるセキュリティ侵害はありません。詳しくは当社のセキュリティ概要で解説しています。
MEXCの規制上の立場はトレードオフであり、ここで率直に記しておきます。
MEXCはMiCAに基づく認可を受けていません。また、2025年9月16日のオランダAFMの決定を受けてESMAの非準拠事業者リストに掲載され、2024年3月22日には英国金融行為規制機構(FCA)の警告リストに追加されました。さらに、金融庁の無登録業者リストに掲載されているほか、香港証券先物委員会(SFC)の「疑わしい仮想資産取引プラットフォーム」のリストにも名前が挙がっています。
MEXCは米国、英国、カナダの居住者にはサービスを提供しておらず、2026年7月1日にはEEAでのサービスも停止しました。
それでもCoinbaseの方が優れている点
4つあり、どれも小さな差ではありません。
ライセンス:Coinbaseは米国、英国、EEA、カナダで現地の認可に基づいてサービスを提供しており、これらの地域の読者にとっては、手数料を比べるまでもなく答えが決まります。
情報開示:監査済みの上場企業としての開示書類と、PFOFを行わないと明言した方針は、非上場のオフショア取引所には真似できない透明性の証です。
法定通貨の入出金:米国では無料のACH送金、対応地域では電信送金、カード、PayPalが使えるため、資金を銀行から入れて最後は銀行に戻すという方にとって、Coinbaseはよりスムーズな入口になります。
米国ユーザー向けの暗号資産以外の幅広さ:手数料無料の株式取引、Kalshiの予測市場、Baseエコシステムを、1つのCoinbaseアカウントで利用できます。
5つ目は小さな点ですが、Coinbaseは上場銘柄を厳選する方針のため、流動性が低く高リスクなトークンが少なくなっています。これは新規上場銘柄をいち早く取引したいトレーダーには制約ですが、長期保有者にとっては利点です。
この5つのいずれかがCoinbaseを使っている理由なら、率直なアドバイスは「そのまま使い続ける」ことです。
業界全体の中で両プラットフォームがどの位置にあるかは、おすすめ暗号資産取引所の総合比較をご覧ください。
MEXCとCoinbase、どちらを選ぶべき?タイプ別の答え
| こんな方 | 当社の答え |
| 米国または英国にお住まいの方 | Coinbase。MEXCはサービス対象外で、Coinbase Advancedなら乗り換えなしでスプレッドをなくせます |
| EU・EEA、またはカナダにお住まいの方 | Coinbase、またはESMAの登録簿に掲載されている他の認可済みプラットフォームや、カナダの登録ディーラー。MEXCは選択肢になりません |
| 上記以外の地域で活発に取引しており、積み重なる手数料が理由で乗り換え先を探している方 | MEXC。公開手数料表でメイカー0.0000%、テイカー0.0500%、アカウント開設前に確認可能 |
| Coinbaseに上場していないトークンを取引したい方 | MEXC。CoinGeckoの集計で1,633銘柄、16か月で879件の無期限先物を新規上場 |
| 何よりもライセンスと上場企業としての情報開示を重視する方 | Coinbase |
| 米国外から暗号資産で米国株を購入したい方 | MEXC RealStocks(お住まいの地域によります) |
| 日本にお住まいの方 | 情報提供のみ。行動する前に、金融庁のリストと国内の選択肢を確認してください |
CoinbaseからMEXCへ乗り換える3ステップ
このセクションは、米国、英国、カナダ、EEA以外にお住まいの読者のみを対象としています。
ステップ1:MEXCで入金アドレスを生成する
アカウントを開設して本人確認を完了したら、使用する予定の資産とネットワークに正確に合わせて入金アドレスを生成します。その資産にメモ(Memo)またはタグ(Tag)が必要な場合は、それもコピーしてください。
ステップ2:少額でテスト送金する
まずCoinbaseから最小額を出金し、着金するまで待ちます。ネットワークの選択ミスやメモの入力漏れは、送金した資産が永久に失われる原因になるからです。
CoinbaseはUSDTの出金に0.01%の処理手数料を課しており(上限20 USDT)、これにネットワーク手数料が加わります。手数料の安いネットワークでテストすれば、費用はごくわずかです。
ステップ3:残高を移し、記録を残す
テスト送金が着金したら残りを送金し、取得価額の計算や税務記録のために、トランザクションハッシュ(TxID)とタイムスタンプを保存しておきましょう。
逆方向の送金で必要な同じチェック項目は、当社の出金手順ガイドと入出金サポートページで解説しています。
FAQ
MEXCとCoinbaseはどちらがいいですか?
公表されている取引コストと取扱銘柄の幅広さで見れば、米国、英国、カナダ、EEA以外のトレーダーにはMEXCの方が優れています。
ライセンス、情報開示、法定通貨の入出金手段ではCoinbaseが優れており、上記4つの地域では、2社のうちCoinbaseが唯一の選択肢です。
アメリカ在住でもMEXCは使えますか?
いいえ。MEXCの利用規約は、米国を禁止地域に指定しています。
米国の読者は、Coinbaseまたは現地でライセンスを持つ他のプラットフォームを利用してください。
1,000ドルの取引で安いのは、MEXCとCoinbaseのどちらですか?
MEXCです。テイカーで0.50ドル、メイカーなら無料です。一方、Coinbaseのシンプルな画面での指値注文は最大28.75ドルに加え、非公表のスプレッドがかかります。
Coinbase Advancedなら差は縮まりますが、手数料はサインインしないと確認できません。
MEXCはCoinbaseより取扱銘柄が多いですか?
はい。2026年9月時点のCoinGeckoの集計で、MEXCは1,633銘柄、Coinbaseは403銘柄です。
Coinbaseアプリは分散型取引所へのルーティングにも対応しているため、自社の上場銘柄以外にも取引できる範囲が広がります。
MEXCはCoinbaseと同じくらい安全ですか?
Coinbaseはより多くのライセンスを保有し、監査済みの財務書類を提出しており、CoinGeckoのトラストスコアは10点満点中10点(MEXCは9点)です。
MEXCはHackenが監査する準備金証明を毎月公開しており、保管資産に関わるセキュリティ侵害の記録もありません。まとまった資金を移す前には、少額の出金でテストしてください。
Coinbase Oneに加入すれば、CoinbaseはMEXCより安くなりますか?
いいえ。Coinbaseは、手数料無料特典は1%の指値注文執行手数料には適用されず、スプレッドも引き続きかかると明記しています。
MEXCのメイカー手数料0.0000%は、サブスクリプションなしで適用されます。
CoinbaseからMEXCへ暗号資産を送金するには?
MEXCで入金アドレスを生成し、同じネットワークで少額をテスト送金してから残高を移し、トランザクションハッシュを保存しておきます。
お住まいの地域が対象であれば、アカウントを開設して数分で入金アドレスを生成できます。
リスクとコンプライアンスに関する注意事項
無期限先物やレバレッジ商品では、初期証拠金を超える損失が発生する可能性があり、強制決済(清算)は対応が間に合わないほど速く起こることがあります。
新規上場銘柄や時価総額の小さいトークンは流動性が低く、流動性の薄いペアでは、スプレッドが本記事のすべての取引手数料を合計した額を上回る場合があります。
手数料表、取扱銘柄数、利用可能地域は予告なく変更されるため、本記事の内容に基づいて行動する前に、ご自身のアカウントで両社の最新情報を確認してください。
MEXCは米国、英国、カナダの居住者にはサービスを提供しておらず、欧州経済領域(EEA)においてMiCAに基づく暗号資産サービス提供者(CASP)としての認可も受けていません。
本記事は金融アドバイスではありません。
手数料データは、2026年9月2日〜3日にMEXCの公式手数料ページ、ならびにCoinbaseの価格・手数料に関する開示、Advanced手数料ページ、デリバティブページと照合して確認しました。取扱銘柄数は同日のCoinGecko取引所ページに基づきます。当社の評価方法の詳細はレビュー方法論で説明しており、Coinbaseの代替取引所比較ではさらに7つの取引所を取り上げています。
関連記事
- Coinbaseレビュー2026:5点満点中3.4点、1つのブランドに3つの手数料体系、上場企業であることが利用者にもたらすもの
- Coinbaseの出金限度額:2万5,000ドルか、10万ドルか、それともアカウントの表示どおりか?
- CoinbaseのKYCを解説:本人確認は必須?所要時間は?本人確認なしで使える機能は?
- 取引所間で暗号資産を送金する方法:コインを1枚も売らずに取引所を乗り換えるための完全ガイド
- Kraken vs Coinbase(2026年):最初の1,000ドルで0.80%か0.60%か、本当に必要なのはどちら?
- Crypto.com vs Coinbase(2026年):0.80%か0.60%か?4つの料金表と1つの率直な答え
- 暗号資産取引所の手数料比較:アカウント登録なしで手数料を確認できるのは12社中6社だけ
人気記事
もっと見る
MEXC Alpha Trader 週間分析 | インフレが全体的に予想を上回り、ETFは週間で$2億2,800万の流出を記録 — 利下げシナリオは「ストレステスト」に直面しているのか?
2026年10月第3週 統計期間:2026年10月14日~10月20日 データ締切:2026年10月20日 主要ストーリー 先週、暗号資産市場は弱含みでレンジ相場が続き、予想を上回るインフレデータとETFからの継続的な資金流出が重しとなりました。ビットコイン は週初に約$83,000で始まった後、CPI発表を受けて週前半に一時$81,000付近まで下落しました。その後は米国債利回りの高止まりと変動

Kraken(クラーケン)の手数料を徹底解説(2026年):2026年7月9日のティア改定でエントリーティアのテイカー手数料が0.80%に倍増
2026年9月9日に取得したKrakenの手数料体系によると、Krakenはインスタント購入(Instant Buy)に1%の手数料とスプレッド、カスタム注文に1.5%を課しています。Kraken Proの現物取引はティア1でメイカー0.40%・テイカー0.80%、先物はメイカー0.02%・テイカー0.05%で、暗号資産の出金には銘柄ごとに定額の手数料がかかります。 Key Takeaways K

Kraken KYCを解説(2026年):Krakenのページは2つのルートしか示していないのに、なぜガイドはいまだに4段階を掲載しているのか?
Krakenでは入金・取引・出金の前に本人確認(KYC)が必要です。個人アカウントの認証には政府発行の身分証明書と発行から3か月以内の住所証明書が求められ、Krakenによると認証は通常30分以内に完了します。 Key Takeaways 2025年12月31日に更新されたKrakenの認証ページでは、個人向けのルートは「認証済み」(Verified)と「上限引き上げ」(higher limits
人気暗号資産情報
もっと見る
ビットコイン(BTC)ハッシュレート・採掘難易度チャート|ネットワーク健全性の見方を徹底解説
概要 ハッシュレートとマイニングの難易度は、Bitcoinネットワークの状態を観察するための最も直接的な2つの指標ですが、それらはしばしば2つの独立したものとして誤解されます。実際、両方は同じものの2つの表現です。難易度は過去のブロック速度によって決定され、ブロック速度はハッシュレートによって決定されます。 2026年10月23日現在、CoinWarzのデータによると、採掘難易度は140.58 T

ビットコインのCME窓埋めは本当に起こる?BTC先物の「窓」とトレード手法を徹底解説
概要 CMEギャップはビットコイン取引で最も広く伝わっている技術的な言い方の一つで、その核心的な主張はギャップが遅かれ早かれ埋められることで、価格目標として使うことができる。 この主張は、2つの理由で徹底的にテストできるようになりました。1つは、CMEが2026年5月29日に暗号通貨先物とオプションを24時間取引に切り替え、週末のギャップが発生しなくなったため、この現象が閉じた完全なデータセットを

【9月米PPIプレビュー】卸売物価はCPIショックを裏付けるか?インフレ再燃の行方
概要 米労働統計局は10月15日、米国東部時間8時30分(UTC 12時30分、シンガポール時間20時30分)に9月の生産者物価指数を発表するが、このタイミングはPPIプレスリリースの前号の発表スケジュールに書かれていた。前日には9月の消費者物価指数が前年同月比3.7%に上昇し、市場予想の3.6%を上回り、8月の3.4%を上回ったというデリケートな位置に落ちた。 したがって、PPIに対する市場の注
トレンドニュース
もっと見る
MEXCオンチェーン日次レポート:米国スポットビットコインETFは7日間で12億9000万ドルの資金流出
暗号資産市場はビットコインETFからの資金流出が加速し、市場が今年後半のFED追加利上げの可能性をますます織り込む中、引き続き圧力下に置かれた。同時に、AI搭載の決済インフラとトークン化金融サービスは急速な拡大を続け、一方で世界の規制当局は予測市場、ステーブルコイン、および個人投資家保護に対する監視を強化した。フィッシング攻撃や偽補償ポータルを巡るセキュリティリスクも、業界全体で引き続き重大な懸念

MEXCオンチェーンデイリーレポート:ロシア中央銀行、個人投資家にBTC、ETH、USDTのみの取引を制限
機関投資家の参加が暗号資産市場における主要な成長ドライバーになりつつある。ステーブルコイン決済ネットワークやトークン化証券から、ブロックチェーンを活用した公共サービスやAI関連の金融インフラに至るまで、伝統的金融とデジタル資産はますます一つの統合されたエコシステムへと収束している。
関連記事
もっと見る
2026年版 最速の暗号資産取引所:6社・3つのスピードで比較、監査済みベンチマークは0件
今回比較した取引所の中で、私たちがおすすめ1位に選んだのはMEXCです。決め手は、取引の結果を本当に左右するスピードです。新規上場銘柄の取引にいち早く参加でき、しかもメイカー手数料は0.0000%です。 3種類のスピードすべてでトップに立つ取引所はありません。また、この市場で公表されているマッチングエンジンのベンチマークは、すべて取引所の自己申告です。 本記事ではこの先、検証できる数字とできない数

MEXC vs WEEX手数料比較:WEEXはWXT割引で、MEXCのBTC先物テイカー手数料0.02%を下回ることがあるのか?
いいえ、下回りません。WEEXの先物テイカー手数料は、同社が公表している最大割引を適用しても0.024%で、MEXCが手数料ページに掲載しているBTCUSDTの0.02%を上回ります。そのため、BTCとETHの先物を手動で取引するトレーダーには、MEXCをおすすめします。 それでもWEEXは、APIのメイカー手数料と、取引所が報告する現物取引高では優位に立っており、現物のメイカー手数料もMEXCと

MEXC vs SafeTrade比較:3,000ドルの成行注文を、厚みわずか540ドルの注文板に出すとどうなるのか?
成行注文を出す方にとっては、MEXCのほうが適した取引所です。2026年10月6日時点のCoinGeckoでは、MEXCのBTC/USDTの注文板に価格から2%以内の売り注文が980万ドル分あるのに対し、SafeTradeで最も取引が活発なペアであるPRL/USDTでは540ドル分です。 ただし、Pearlの保有者には今もSafeTradeかBigONEが必要です。CoinGeckoが追跡している











