暗号資産市場は2026年2月最終週に3億1700万ドル超のトークン流通を迎える。主な3プロジェクト、Jupiter(JUP)、Humanity(H)、Grass(GRASS)は、これまで流通制限されていたトークンを新たに市場へ解放する。
トークンロック解除は、暗号資産市場にとって重要なイベントである。これにより流動性や価格変動、全体的な投資家センチメントが左右される。注目すべき点を整理する。
Jupiterは、Solanaブロックチェーン上の分散型流動性アグリゲーターである。複数の分散型取引所(DEX)間で最適な取引ルートを自動選定し、最小限のスリッページで最良価格によるトークンスワップを実現する。
2月28日、Jupiterは2億5347万JUPをロック解除する予定だ。時価は約3618万ドル。「これらのアルトコインは、既存流通量の7.94%を占める。通常の月間解除規模(5347万JUP)と比べて大幅な増加となる。
Jupiterはこのうち3889万JUPをチーム向けに配分する。さらに、マーキュリアルステークホルダーに1458万JUPを割り当てる。
特筆すべきは、最大の割り当てとなる2億JUPがJupuary用に確保されている点である。これはJupiterが実施する年次エアドロップ施策であり、ユーザーやコミュニティの長期支援者に報いることを目的とする。
Humanity(H)は、分散型のアイデンティティプロトコルである。生体手掌認証・ゼロ知識証明・ブロックチェーンを活用し、個人データを公開せずに真正な人間ユーザーの認証を実現する。独自のProof of Humanity(PoH)コンセンサスメカニズムを搭載する。
2月25日にプロトコルは1億536万トークンをロック解除する。時価総額は1674万ドルで、流通供給量の4.37%に相当する。
チームはロック解除後の供給を3つに分配する。エコシステムファンドが5000万Hを受領予定。さらに、Identity検証報酬枠に4286万H、ファンデーション運営財務に1250万Hを割り当てる。
Grassは、未使用のインターネット帯域をマネタイズ可能にする。ブロックチェーン技術を活用し、プライバシーを保護しながら報酬を提供することにより、グローバルの分散データ収集ネットワークを促進する。
同プロジェクトは2月28日に5500万トークンをロック解除する予定。時価約933万ドル。既存流通量の13.15%となる。
今回のロック解除分は全量、貢献者へ分配される予定。以上に加え、2月最終週にはPlasma(XPL)、Kamino(KMNO)、EigenCloud(EIGEN)など、その他の注目プロジェクトのロック解除も控えている。


