ヘデラのネイティブトークンHBARは、数週間にわたる狭い値動きの後、失地回復を試みている。価格は直近で0.10ドルの大台に接近したが、明確なブレイクアウトには至らず。今月に入ってから、この水準付近のレジスタンスが上昇を抑制している。
HBARは一時的に0.10ドルを回復したものの、重要なテクニカル障壁直前で勢いが止まった。トレーダーはポジションを調整しているが、継続的な上昇へ明確に傾いてはいない。
資金流入指数(MFI)は、HBARへの買い圧力が徐々に強まっていることを示す。この取引量加重モメンタム指標は、価格と取引量に基づき資金の流入・流出を測定する。現在、MFIは中立の50を上回る水準で推移しており、買い方が主導権を取り戻しつつあることを示唆する。
MFIがプラス圏にある場合、蓄積が進行している可能性を示す。流入増加は、取引活動の拡大とともに価格上昇の前兆となる場合が多い。この傾向が続けば、HBARは継続的な蓄積による恩恵を受け、直近レジスタンスを上抜けする回復局面が強まる公算。
トークンのテクニカル分析と市場の最新情報:さらに詳細なインサイトをご希望の場合は、編集者ハルシュ・ノタリヤが毎日お届けするニュースレターにご登録ください。こちら
より広範なデリバティブデータは、やや上向きながらも強弱入り混じる見通しを示す。HBARの資金調達率は現在ロングポジション優勢に偏り、強気コントラクトのプレミアム支払い意欲がうかがえる。資金調達率がプラスの場合は、価格上昇期待の現れ。
しかし過去2週間の資金調達率の変動は、不透明感の残存を浮き彫りにした。2月6日から11日にかけてはショート優勢となり、HBARに下押し圧力がかかった。しかし、その後すぐロング優勢に転じ、再びマイナスに変化している。
こうした変動は、レバレッジトレーダーの迷いやためらいを映し出す。ショート優勢は最近後退したが、強い確信は得られていない。資金調達率が安定的にプラスを維持すれば強気論が強まるが、現状は短期的な価格変動に左右され、根強い長期上昇期待には至っていない。
HBARは本稿執筆時点で0.0992ドルで推移している。トークンは0.0961ドルのサポート水準上を維持しており、ここは38.2%フィボナッチ・リトレースメントと一致する。トレンド継続上の重要な分岐点であり、同水準を死守できるかどうかが鍵となる。
一方、0.1035ドル(50%フィボナッチ・リトレースメント)のレジスタンスが上値を抑え、ブレイクアウトへの動きを制限している。
明確な上抜けが0.1035ドルを突破すれば、短期的な構造変化のサインとなる。このレジスタンスがサポートへ転換すれば、新たな需要流入が見込まれ、買い圧力上昇も後押しとなる可能性がある。
次のターゲットは0.1109ドルで、これは61.8%フィボナッチ・リトレースメントに該当。多くのトレーダーが注視する水準であり、上抜け後は強力なサポートゾーンとなりやすい。
だが、強気指標が強まらなければ現水準付近でのもみ合いが続く可能性もある。流出が優勢なら、ブレイクアウトに弱さが露呈し、0.1035ドルのレジスタンスが意識されやすい展開となる。
0.0961ドルのサポートを割り込むと短期構造が弱気へ転換。この場合、HBARは0.0870ドル付近まで下落し、直近の回復シナリオは無効、売り方が主導権を強める格好となる。