12月はほぼ横ばい推移になるか?
[出典:bitbank.cc]
- 12月の月足は始値の1413万円からほぼ横ばいの形で推移しています。今のところローソク足は上下に髭を付けたドージ足となっています。11月は16%下落し強く売られましたが、今月は安値が1300万円となり底値を切り上げました。価格は3ヶ月移動平均線の下位で推移していますが、徐々に底値は硬くなってきている印象です。今年の2、3月にも大きな下落から同じような月足が形成されており、前回は反発の起点となりその後上昇トレンドに戻りました。今回も同様の値動きになるか注目です。
週足は3週目に安値を切り上げる
[出典:bitbank.cc]
- 12月の週足は上下に動く展開となり、こちらもドージ足となりました。安値は1300万円となり結果として現在までの最安となりました。相場は2週目にも移動平均線(8EMA)近辺まで上昇する動きがありましたが、上値は重く高値を維持できませんでした。3週目には再度安値を試す動きがありましたが、安値を切り上げる動きとなり底値の硬さを示唆しました。今週は上昇して取引され、底値の硬さから徐々に買い戻しが入っています。
日足はレンジでの推移が多かった
[出典:bitbank.cc]
- 今月は初日から売られる動きがあり、先月までの売りの流れが継続しました。一方、売られた分は即座に買い戻され、4日には1500万円近くまで上昇しました。月の中盤に入るとレンジ相場入りし、方向感が薄くなります。15日から18日にかけては安値を試す動きもありましたが、底値圏では買い戻しが入り反発しました。現在は移動平均線(24EMA)の上位で推移し、今週は再度高値を試す動きがみられます。長期チャートは弱気な形が維持されていますが、短期チャートは徐々に底堅さを取り戻しつつあります。
恐怖指数で買い戻しなるか?
[出典:glassnode]
- ビットコイン相場の恐怖と強欲指数は極度の恐怖を示す20近辺で推移しています。恐怖で買って強欲で売るシグナルとなりますが、現在は買いシグナルを示す状態です。22年以降は恐怖での買いが有効であることが示されています。今年の2,3月にも極度の恐怖で推移し、その後は価格が反発しました。21年の相場では、アメリカが利上げ局面にあったことから、さらに安値を更新する動きもありました。現在のアメリカのFRBは利上げ局面にないことから買いが有効なシグナルとして機能する可能性があります。
ETF売りは一巡したか?
[出典:glassnode]
- 上記の指標はアメリカの現物ETFのネットフローを表したものとなります。同指標を見ると価格との相関性がかなり強いことがわかります。11月には大きなマイナスとなり、市場の下落を牽引しました。一方、現在は徐々にETFフローのマイナスが小幅になっており、売りが一巡した可能性があります。徐々に買いが戻ってくれば、相場も底堅くなるでしょう。よくも悪くも米国のETF動向が市場を左右する状況となっています。
まとめ
- 月足、週足は弱気なチャートが維持されていますが、短期チャートの日足では徐々に底堅さが見られます。現在の狭いレンジをどちらに抜けるか注目です。短期では強い方向感はありません。恐怖と強欲指数は極度の恐怖を示唆しており、買いシグナルが出ています。ETFネットフローでは売りが11月一巡した可能性を示しています。12月の始めは相場の状況が悪く、安値を試す動きが予想されていましたが、相場のモメンタムは徐々に改善しており、反発の芽も出てきています。今月は年末を挟むため大きな動きは予想しづらいですが、年明け頃にレンジを上抜ければ相場の雰囲気も変わってくるでしょう。
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