BitcoinとEtherの取引所供給量が、過去のサイクルと比べても低い水準にあります。Santimentのデータでは、Bitcoinは2017年以来、Etherは2015年以来の低水準で、需給面では売却可能な残高の減少が意識される局面です。
取引所供給量とは、中央集権型取引所に置かれている暗号資産の残高を示す指標です。取引所にある残高が減ると、短期的に売却されやすい資産が少なくなったと読むことがあります。
Santimentのデータでは、Bitcoinの取引所供給量は2017年以来の低さです。Etherも2015年以来の低水準にあります。どちらも長期保有や外部ウォレットへの移動が進んでいる可能性を示す材料です。
オンチェーン指標とは、ブロックチェーン上の移動や残高をもとに市場の状態を見るデータです。取引所供給量の低下は需給面で前向きに読まれることがありますが、それだけで価格上昇が決まるわけではありません。
市場では、買い需要、マクロ環境、資金流入、利益確定売りが同時に影響します。取引所残高が少ない状態でも、需要が弱ければ価格は伸び悩む可能性があります。
今後の焦点は、低い取引所供給量が実際の買い需要と結びつくかです。ETFや機関投資家の資金流入、個人投資家の参加、取引量の増減が、需給の見方を補う材料になります。
BitcoinとEtherの供給量低下は、次の強気サイクルの土台として意識されます。ただし、相場判断では単一指標ではなく、需要側のデータと合わせて見る必要があります。


