AnthropicのAI「Claude」において、6月23日に約85分間の障害が発生し、一般向けサービスへのアクセスが停止した。一方、「Claude for Government(ガバメント向けClaude)」は稼働を続けていた事例により、同社が一般および政府向けシステムを分離運用している実態が浮き彫りとなった。
障害は複数モデルにわたるエラー率の上昇として記録され、ユーザーが政府向けサービスのみ稼働中であることをAnthropicのステータスページで確認したのを機に、SNS(X)上でも広がった。消費者向けツールは障害を表示していた。
Anthropicは6月23日早朝に調査を開始し、約35分後に復旧策を投入した。エラーの増加は約85分間続き、同社は最初のアラート発生から2時間強でインシデント収束を発表した。
影響を受けたのはclaude.ai、Claude API、Claude Code、ConsoleおよびCowork。Claude for Governmentは影響を受けたサービスには含まれなかった。
過去90日間では99.93%の稼働率だったのに対し、claude.aiは99.1%にとどまり、政府向けで約90分、一般向けで約19時間のダウンタイムの差が生じている。
この差は特に有料ユーザーの間で不満を呼んだ。最近のClaude使用制限にも不満が高まっているなか、広く拡散された投稿はその空気を象徴している。
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この分離は意図的なもの。Claude for Governmentは商用ユーザーと分離して運用され、FedRAMP High認証はパランティアの連邦向けクラウドサービスを通じて提供される。
この政府向け環境は、昨年GSAが3権分立の各府庁・機関に、1ドルで供給したもの。
こうした専用環境は規制クラウドで標準的な構成であり、消費者向けシステムが停止しても稼働を維持した理由である。
今回の障害は、一般向け層にとっては厳しい時期を象徴する。Anthropicのステータスページには6月9日から23日にかけて20件以上のエラーや障害事例が記録されている。その多くで最新フラッグシップのOpus 4.8が挙げられている。
高まる需要対応のため、同社はアマゾンのコンピュートリソースを最大5ギガワット規模で確保し、追加のデータセンター容量もリースしている。
隔離された政府向け層は、共有されたリソースの影響を受けることはない。


