ARKインベストは4月29日、ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)株を約3940万ドル分購入した。一方、自社のARK 21シェアーズ・ビットコインETF(ARKB)を約610万ドル分売却した。決算発表後の株価下落を受け、同社は長期保有株をさらに積み増した。
これらの取引はARKによる日次開示で明らかになった。3つの中核となるイノベーション系ファンドで分割して実施された。前日には、ロビンフッドが第1四半期の暗号資産収益が前年比47%減だったと発表していた。
キャシー・ウッドCEO率いる同社は、ARKイノベーションETF(ARKK)、ARK次世代インターネットETF(ARKW)、ARKフィンテック・イノベーションETF(ARKF)を通じてHOOD株55万3,892株を取得した。
この動きは、ロビンフッドが第1四半期報告で暗号資産収益が47%減少、総収益(10億700万ドル)がアナリスト予想(11億7000万ドル)を下回った直後に行われた。
減収の背景にはロビンフッドの暗号資産取引の大幅な減少がある。一方で純利益は3%増の3億4,600万ドルとなった。
HOODは既に3つのARKファンドで上位6銘柄に入っている。ウッドCEOも2026年初めの大幅下落局面で同株を購入していた。
売却側では、ARKはARKWおよびARKFからARKB株24万3,147株を手放した。これにより自社株式ETFのビットコイン直接保有割合が縮小した。
同ファンド自体は4月29日に3,000万ドルの純資金流出を記録。米国現物ビットコインETF全体ではブラックロックのIBIT主導で1億3,780万ドルの資金が流出した。
このリバランスは、ARKが暗号資産関連株と直接BTC投資を循環的に入れ替えるという従来の運用手法に沿っている。ビットコイン(BTC)の値動きに対する方向性そのものではない。
ウッドCEOは長期的なビットコイン100万ドル目標を維持している。今回の売買については公式コメントを出していない。次回のARK開示で、同社が決算後大幅安となったロビンフッド株の買い増しを続けていたかが明らかになる見通しだ。
