Polymarketは4月22日、約1時間にわたり取引所をオフラインとする。このダウンタイム中に、取引コントラクト・オーダーブック・担保システムを全面的に刷新するV2を導入する。
このアップグレードによりV1は恒久的に廃止となる。すべてのAPI連携およびSDKクライアントは、この切替前にマイグレーションを完了させる必要があり、さもなくば利用できなくなる。
最大の変更点は、Polymarket USD(pUSD)という新たな担保トークンの導入だ。同トークンはPolygon上での決済資産としてUSDC.eに代わる。このトークンはUSDCによって1対1で裏付けされており、その担保状況はオンチェーンで保証される。
大半のユーザーに対し、フロントエンドは1回限りの承認プロンプトにより自動的にコンバージョンを処理する。一方、APIトレーダーやマーケットメイカーにはより大きな対応が求められる。
新たなCTF Exchange V2およびNeg Risk CTF Exchange V2のコントラクトが、現行の取引エンジンに置き換わる。オーダー構造からはnonceやfeeRateBpsといった従来項目が削除される。
手数料は各取引成立時に計算され、個々の注文ごとに組み込まれる方式ではなくなる。
Polymarketの開発チームは、切替時にすべての未執行指値注文が消去されることを確認した。この切替は4月22日午前11時(UTC)ごろ開始予定。資金および既存ポジションはプロセス中も安全に保たれる。
SDKのホットスワップ機能により、V2稼働後は接続クライアントが自動的に更新される。注文を手動で署名するAPIユーザーは、EIP-712ドメインバージョンを「1」から「2」へ変更する必要がある。
V2のコントラクトはオープンソース化され、CantinaおよびQuantstampによる監査を受けている。現在、Cantina上で最大500万ドル規模のバグ報奨金プログラムが実施中であり、重大な脆弱性には満額報奨が支払われる。
トレーダーはV2のテスト用エンドポイントですでに検証が可能。4月22日にはV2がメインCLOBのURLを引き継ぐため、移行後のベースURL変更は不要となる。
当プラットフォームは3月に過去最高の取引高を記録し、取引件数は1億9200万件を突破した。この成長により、拡大する利用者層向けの円滑なV2展開が急務となっている。


