ビットコイン(BTC)オプション契約約2万6700件が、4月10日金曜日に期日を迎え、名目価値は約19億ドルとなる。さらに、イーサリアム(ETH)契約も本日15万1500件が決済され、その価値はおよそ3億3200万ドル。
両者の決済総額は22億ドルを超える規模。しかし、これは2025年末に記録した270億ドルの四半期決済に比べると小規模であり、単独で現物価格に大きな影響を与えることはない見通し。
今週のBTC契約におけるプット・コールレシオは0.71で、弱気よりも強気なロングポジションが多いことを示す。最大ペイン価格はデリビットによれば6万9000ドル付近とされており、現時点のスポット価格が7万1759ドル近辺であることを大きく下回る。
デリビットで最も建玉が多いのは8万ドルストライクで、現在16億ドル分の上昇ベットが優勢。
全取引所合計でのBTCオプション建玉残高は、Q1決済サイクル終了後に340億ドルまで縮小した。
トレーダーは今週の反発を受け、短期コールオプションを買い、プットポジションをより高いストライク水準にロールした。このポジション転換は、BTCが7万ドルを回復したことを受けてのより前向きな見通しを反映。
イーサリアム側では、最大ペイン価格が2050ドル、プット・コールレシオは0.77。ETHの全取引所合計のオプション建玉は約66億ドル。
期日到来以外にも、CryptoQuantのアナリストDarkfost氏はETHデリバティブに回復シグナルを指摘。バイナンスでのテイカーバイ/セルレシオが再びプラス圏となり、月間平均はおよそ1.016。数日連続で1を上回っている。
この数値が現れたのは2023年以来。バイナンスはETH建玉全体の37%超を占めており、先物ポジションの動向観測において重要な取引所。
1以上の数値は、積極的な買い注文が売りを上回り、パーペチュアル契約で買い手優勢を示す。
注目すべきは、この動きが過剰な急騰ではなく、緩やかに進行している点。デリバティブ市場は急速な歪みや清算の連鎖が起こりやすいが、こうした安定的な積み上がりは健全とされる。
週初めから暗号資産全体の時価総額は900億ドル増加しており、週末を前に慎重ながらも前向きなシグナルとなっている。


